昨年の9月末、待ちに待った新居が完成。
一気に理想の暮らしに近づいたものの、もっともっと自分に合った暮らしに近づきたいとあれこれ挑戦。
そうして3か月ほど経ったころでしょうか、あれ、なんか行き詰まったなって感じるようになったんですよね。
これどうしよう…という小さな悩みがどんどん積み重なっていき、一つも解決できないことにかなり焦っていたんだと思います。
それまでの1年、良い方向へ勢いよく変わってきていたので。
いったい何に悩んでいたかというと…
まずは、冬に入って地元の農家さんの野菜が産直や無人販売所で買えなくなったこと。
簡易包装の新鮮な野菜が買えなくなり、本州から輸送費を使って運ばれてきた過剰包装の野菜を買うしかなくなり、またプラスチックごみが―――って悲しくなってたんですね。
あとは、生ごみは畑の肥やし~とコンポストに入れていたのが、雪に埋もれて救出不可能になりどーすんの―――と放心状態。
そんなに広い土地ではないので、除雪した雪は畑に積み上げるしかなくなってしまったんですね。
生ごみだけは絶対燃やせるゴミには出したくない、どーしよーーーって。
あとは何だったかな…
引っ越してきてまだ片付いてない荷物とか?
あれ、全然思い出せない…
大したことなかったのかな。
あー、思い出しましたよ。
必要最小限のシンプルな生活を求めて、調味料は塩、みそ、しょうゆ、酢くらいになったんですが、醤油は結局いったい何がいいの?って答えが出なかったんですよね。
種類もたくさんありますし、良いと言われても毎回ネットで買うのもな~。
送料がかからなくてもどこかに輸送費はかかってますからね。
そんな感じで食用油も何がいいのかわからなかったり。
考えるのが好きなので、答えが知りたいというよりは考え方を学びたいという思いがあって、自分に合った生活をもがきながら探ってきた方たちの本を読み漁りました。
何を考えて、どうとらえて、どう動いたのか。
それからまた悩みの解決策を探るようになり、ネットでよく調べました。
北国の冬、野菜問題。
雪に埋もれたコンポスト、使えない問題。
プラスチックを減らしたい、でも減らない問題。
買い物を減らしたい、でも買うしかない問題。
それらを具体的に調べていて、毎回行き着く先がありました。
三栗祐己さんのパーマカルチャー研究所のブログです。
パーマカルチャーって何?って感じでしたが、とりあえず出てきた記事を読みました。
また一つ、また一つ。
ブログを最後まで読むと毎回『無料メルマガ』のお知らせがあります。
でもパーマカルチャーよくわかんない、パーマカルチャー学びたいんじゃなくて自分の悩みを解決したいだけだからな…と先に進むことはしばらくありませんでした。
何度も何度も目にしていると、少しずつ気になってくるんですよね。
ある時、こんなに三栗さんの記事で学ぶことがあったんだったら、無料メルマガにもヒントありそうだなって思ったんです。
それでええい!と登録してみました。
こちらのメルマガ、読むだけでなく返信することができるんですね、ただ思ったことを書いて普通にメールを返すだけです。
メルマガの内容について自分なりに考えて返信する。
返信することで何かが動き出しますよーって書かれていたので、思ったことを返信してみたんです。
1通目から返し始め、毎日返し続けました。
毎日朝7時半に届くメルマガ、だんだんと日課のようなものになってきて、気付いたら行き詰まっていたと思っていた頭がまた勝手にどんどん動き出していて。
パーマカルチャーって何?
もしかしてここに私の答えある?
学んでみたい!ってなりました。
ということで、その後すぐ、三栗さんのパーマカルチャーオンラインスクール、申し込みましたよ。
いろんなことを学んで、いろんなことを考えました。
その中でも私を大きく変えたのは、『持続可能であること』を大切にしている考え方です。
無理をしないといけないことは続かない、頑張りすぎることも続かない。
0か100しかない私ですから、簡単に振り切れました。
そっか、好きなこと、やりたいことだったら続けられるってことか。
なるほどなるほど、好きなこと、やりたいことやり続けたらどうなるのかな。
やってみました。
やり続けました。
9か月が経ちました。
めちゃくちゃ毎日が楽しくなって、ポジティブが理解できなかった私がスーパーネガティブから脱却。
びっくりです、悩みがなくなりました。
何があっても、『さ、どうするかな』って考えられるようになりました。
失敗が失敗ではなくなりました。
失敗は成功のもと、あれ、ほんとだったんですね。
パーマカルチャーがすごいよ!っていう話ではなく、
わたしにはパーマカルチャーの考え方にヒントをもらって、
人生激変しました!っていうお話でした。
あ、でも、パーマカルチャーすごいと思います。