家庭教師として、
生徒の苦手克服の手助けがしたい、
長い間そう思っていました。
もちろん、
得意なところはさらに伸ばし、
少しずつ自信をつけていき、
今ならいけるかも!というときが来たら
苦手なところに踏み込んでいきます。
うまくいかなければ
さらに苦手意識が大きくならないよう
潔く引きます。
押したり引いたりを
繰り返します。
あるとき、
苦手なところだけをやってほしい、
それ以外はやらなくていい、
そうご要望をいただいたご家庭がありました。
授業が始まって
「先生、あのね、今日、学校でね・・・」
と生徒が話し始めると、
間髪入れず保護者の注意が飛んできます。
苦手なことに取り組む前の、
緊張をほぐすチャンスさえも
もらえない状況でした。
結構ピンチでした。
何回か授業を繰り返しましたが、
苦しい状況に良い変化は起こらず、
毎週の授業後に時間をとって
保護者と根気よく話をしました。
何だかどんどん向いている方向が
遠のいていく気がして、
さらにどん詰まりでした。
そして、
生徒が先に爆発してしまいました。
ふたりで一生懸命苦手なことと
向き合おうとしましたが、
とうとう限界に達しました。
そのとき、
どう苦手と向き合うかどうか以前に、
そもそも苦手と向き合う必要があるのか?
わたしは完全に振り切ってしまいました。
それまでたくさんの生徒に
苦手なことと向き合うよう仕向け、
何とかほぼほぼ乗り越えてきましたが、
本当にその必要があったのか?
何だか過去の生徒たちに対しても
申し訳なく思えてしまいました。
結局、
この先もずっと生徒を助けてくれるのは
得意なこと、得意な考え方ではないのか?
とっさのときに役立つのは
なおさら得意な方ではないのか?
苦手だったことが
努力で苦手ではなくなったとしても、
やはり好きなこと、
得意なことには敵わないのではないか?
必要に迫られたら
自らやりたいと思うのではないか?
その時が来たら
積極的にやればいいのではないか?
もう、
今後一切、
苦手なこともやってみよう!と言うのは
きれいさっぱりやめました。
何ともすっきりした出来事でした。
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できることを増やしたいと
色々挑戦していますが、
得意なことをどんどん増やし、
苦手なことはきれいさっぱり諦めて
頑張らないようにしています。
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