先日、
山に水を汲みに行った帰り、
通り道にある産直へ寄ってみました。
確か昨年、
一度だけ入ったことがあります。
そのときは山菜の時期で、
野菜はまだないとのことでした。
山菜はお店で買うものではなく、
自分で採って食べるものと思っているので、
自家製キムチを一つ頂いて帰りました。
酸味が強めのさっぱりした、
わたし好みのキムチでした。
敷地内に新しい店舗を建築中のようで、
今は古い小屋がお店になっています。
小屋に入ると、
奥で女性の方が野菜を袋詰めしていました。
『おはようございまーす!』
入ってすぐ左の棚に、
ズラーっとたくさんの野菜が並んでいました。
裸のものはかぼちゃだけ。
プラスチックのパックに入った落葉キノコ、
プラスチックフィルムに入った野菜、
中身はどれも立派で美味しそうです。
ちらっとおばちゃんの方を振り返って、
でもまた野菜をちょっとだけ見つめて、
意を決して再度振り返りました。
『あの〜、まだ袋詰めされていない野菜はありますか?』
明らかに、
おばちゃんの顔が怪訝な表情になりました。
お願い・・・
伝わって・・・
心の中で念じました。
『わたし、ゴミを出さないように暮らしたいと思っていまして・・・』
おばちゃんの硬い表情は
あまり変わりませんでした。
でも、
小屋の奥の方へ移動し、
野菜が山積みされているコンテナを覗きながら、
『どんな野菜がほしいんですか?』
と聞いてくれました。
『ゴーヤはありますか?』
『ゴーヤはもうないんだわ〜』
袋詰めされたゴーヤは並べられていましたが、
そこはキッパリ諦めました。
『ナスやピーマンがほしいです!』
種類が豊富で、
どんなナスやピーマンがいいのか
ひとつひとつ丁寧に聞いてくれました。
『あんまり大きいの残ってないね〜』
『小さくても大丈夫です!ありがとうございます!』
わたしの思いに応えてくれたのが嬉しくて、
聞かれるたびに何度も言ってしまいました。
『ありがとうございます!』
このナスを何個、
このピーマンを何個、
自由に選ばせてもらいました。

今日も野菜が輝いて見えます。
自分で作れたらいいんですけどね、
今のわたしにはまだ無理です。
そして、
こういうやりとりが楽しくて、
お買い物を楽しむ暮らしは
続けていきたいなと思っています。
キムチも購入しました。

『ごめんね、漏れちゃうと困るからこれは新聞紙に包ませてね』
『いえいえ、ありがとうございます!』
胸がいっぱいで、
嬉しくて、
それだけ言うので精一杯でした。
あとあと、
『新聞紙は土に還るのでゴミにならないです』とか
『新聞紙は色々使えるので嬉しいです』とか
なんか伝えられることあったな〜と思いました。
最後、
お会計を済ませ、
『すみませんわがまま聞いてもらって・・・でも、ありがとうございました!』
すると、
おばちゃん、
めっちゃ笑顔だったんですよ。
『いえいえ、ありがとうございます』
っておばちゃんからも返ってきて、
ふたりでにっこにこになりました。
何だろう、
この楽しさ。
やっぱりやめられないこの挑戦。
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ゴミを出さない暮らしに目覚めて、
人との関わりってたのしいな、
おもしろいな、
あったかいな、
そしてありがたいな、
毎日それを感じるようになりました。
自分でできることを増やして
自立した暮らしを目指しつつも、
人との関わりは広げていきたい、
頼るところは頼りたいと
思うようにもなりました。
ゴミを出さない暮らし、
楽しすぎます。