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わたしの挑戦 〜肉屋編 つづき〜

趣味は家で出るゴミを減らすこと。

とにかくたまるのが容器包装プラスチックごみ。

お店に容器を持参して、
「これに入れてもらえませんか?」
と聞く勇気が出ないこと1年以上。

そんな私に
「もし断られたらその理由を聞く」
「すると断られても終わりではなくなる」
「OKでも断られても同じように前に進める」
と言ってくれた方がいました。

その言葉で
全ての不安がきれいさっぱり消えた私は、
すぐに鮮魚店へ行き、
「これに入れてもらえませんか」
と初めて口にできたのです。

びっくりするぐらいあっさりと成功。
あんなに悩んでいたあの時間は何だったのか。

勢い付いた私は、
鮮魚店へ行った3日後、
狙いを定めていたあの精肉店へ。

「入れてもらえるかな?」
なんて不安な気持ちはほとんどなく、
「絶対に入れてもらう!」
という自信に近い気持ちだったと思います。

精肉店へ到着。
店内に他のお客さんがいない。
しかもカウンターに立っているのは、
初めて来たときに見学の小学生の相手をしていた、
あの年配の女性の方でした。

チャンス。
絶対大丈夫。

「持ってきた容器に入れてもらえますか?」
すぐに聞いてみました。
「どんな容器?あ、それなら大丈夫ですね」

ほっ。

「ラップ敷いた方がいいですよね?」
「いえ、そのままで大丈夫です!」
「いいのいいの、ラップはありますから!」

どうしよう。
ラップを敷いたらゴミが出でしまう。
どうしよう・・・。

「あのぅ、わたし、できるだけゴミを出したくないんです・・・」

正直に言いました。
うまく誤魔化すとか何となく伝えるとかものすごい苦手で、
正直に自分の思いを伝えた方がラクなんですよね、私。
相手が良かれと思って敷いてくれようとしているラップを
ゴミと言ってしまっていいのか、
でも他の言い回しが思いつかない・・・
結局、ゴミと言ってしまいました。

すると、
その女性の方の表情がふわっと優しくなったんです。
微笑んだような緩んだような。
そんなふうに見えました。

「わかりました、そのまま入れますね!」

思いが通じた。
またそんなふうに感じました。

鮮魚店でも、
こちらの精肉店でも、
『ゴミが出ない買い物ができた』
ということ自体ももちろん嬉しいですが、
それ以上に、
自分の考えを肯定してもらっているような気がして、
すごく心が温まるんですよね。

ちなみにこちらの精肉店さんは、
札幌市中央区にある『肉の宮崎』さんです。

こちらではいつも
生の調理用のお肉を買っていますが、
お惣菜も有名なようです。

1年半悩み続けて前に進めなかった
持参容器で買い物チャレンジ、
わずか3日間で精肉店、鮮魚店制覇しました。

そして、
恐れていた「断られる」ということもなく、
どちらも1件目でのチャレンジ成功です。

ブログのネタ的には、
「断られた」バージョンも面白そうですが。

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