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野生動物のように暮らしたいと思ったわけ

キャンプは好きなことの一つです。
キャンプ歴は35年ほど。
幼いころから家族の夏の恒例行事で、
大人になってからもそれは変わることなく、
ここ10年は季節を問わず頻繁に行くようになりました。


3年前、
あるキャンプ場との出会いが、
また私を大きく変えました。

電気も水道もなく、
あるのは男女兼用の仮設トイレ1つ。

面白いのが直火OKなところ。
今日は火床をどんな形にしようかなと、
穴を掘って木を敷いてみたり、
石を並べてみたり。


直火で調理をし、
お湯を沸かし、
夜は焚火を楽しむ。


焚火台と違って、
直火は翌朝にはすべてきれいな灰になります。
最後、燃え残りがないかを確認し、
水をかけ、土を被せてもと通りに。

こうやって何度も遊んでいるうちに、
自然の中にあるもので解決できる楽しさを知り、
多くの道具を持たない身軽さがどんどん心地良くなっていきました。

夜は最低限の明るさで過ごし、
空を見上げてはきれいだなぁって何度も何度も思う。
川の音を聞きながら寝ていると、
自分も自然の一部になったような気がして、
何だかとても心地良い。


自分も野生動物のように、
本当に必要なものだけを選び抜き、
ひっそりと生きていきたいなと思ったのです。

やっぱり私は、自然あふれる山の中で暮らしたい。
虫、苦手ですけどね。

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