2年前までは、
賃貸マンションの狭いキッチンに
ステンレス製の水切りラックを
ぽんっと置いていました。
洗った食器は一旦カゴなどに入れて、
水を切るものだと思い込んでいました。
乾いたら食器棚へ収納する、
乾いていないものはそのまま置いておく。
なぜ拭かなかったのか。
拭いて収納しようとした時期も
確かにありました。
吸水性に優れていると言われる
綿や麻素材のもの、
速乾性に優れていると言われる
マイクロファイバー、
いろいろ試しました。
でも、
食器の僅かな水分が
きれいに取り切れませんでした。
そのため、
すぐに食器棚に戻すのを躊躇し、
その辺にいったん放置。
乾きやすいとうたっている素材の布巾でも、
一旦ビショビショになってしまうと
さすがにそんなに早くは乾かず。
そうしているうちにすぐに臭くなって、
次から次へと洗濯行き。
そのうち洗濯しても
雑菌ワラワラいそうな臭いは取れず。
あの頃はキッチンハイターを常備していて、
耐えられなくなったら浸け置きをしていました。
でも、
残る何とも言えない
ツンとしたハイターの臭い。
洗い物をそのままにしていることが多い
水切りラックもすぐ滑ります。
ちゃんとしたいと思っても
何が正解なのか分かりませんでした。
転機が訪れました。
念願の新居に置きたいと思える
カッコいいゴミ箱が見つからなくて、
気に入らないゴミ箱を置くくらいなら
いっそのことゴミ箱を置くのをやめよう、
ゴミ箱を置きたくないなら
ゴミを出さない暮らしをしよう、
そんなきっかけで始まった
わたしのゴミを出さない暮らし。
どうやったらゴミを出さずに暮らせるか、
シンプルな暮らしをしている方の
本やブログを読み漁りました。
晒を使っている方がいました。
晒がとても美しく見えました。
そして、
記憶が蘇りました。
5歳離れた弟だったのか、
9歳離れた弟だったのか、
晒のオムツを使っていたことを
思い出しました。
バケツに使い終わった晒が入っていたこと、
母がその晒を手洗いしていたこと、
洗い終わった晒を干すのを手伝っていたこと、
とても懐かしい気持ちになりました。
おそらく私も
晒で育ったのだと思います。
晒って有能だったんだ、
晒って身近なものだったんだ。
どこで手に入るか分かりませんでしたが、
何となくドラックストアに有りそうな気がして
近所のお店に行ってみると置いてありました。
10m ?!
量が多いなと思いながらも
即購入しました。
20cmほどの幅に切り、
早速使ってみました。
何これ!!!
今まで見たことのない吸収性に
かなり衝撃を受けました。
おもしろいくらい食器の水分が
きれいに拭き取れるので、
楽しくて楽しくて
洗ったらすぐ拭くようになってしまいました。
水切りラックが要らなくなりました。
洗った食器はとりあえず
シンク横の天板に一旦置いといて、
拭いてすぐ収納できるくらい
晒が水気を吸い取ってくれます。
キッチン周りが
とてもシンプルになりました。
しかも、
切りっぱなしの晒はとても薄くて
手に馴染み、扱いやすく、
保存容器の蓋の隙間なんかも
ラクに拭くことができます。

そしてそして、
驚きの晒の良さは
ほんっっとにすぐ乾く!
まっっったく臭わない!
何分とか計ったことないですが、
さっき使ったばかりだけど...
と思いながらも触ってみると、
何とびっくりもう乾いてます。
1日の終わりに、
使った晒を重曹などを使って
煮沸消毒をするのがいいらしいんですが、
わたしはそんなにまめではないので
気が向いた時にやっています。
でも、
臭わないんですよ。
過去使ってきた食器用布巾なんて
数回使ったら怪しくなってきますが、
晒は使っても使っても布のにおい。
なんて万能なんでしょう。
できるだけ日光が当たるところに
乾かすようにはしています。

洗っても色が取れないくらい使い込んだら、
魚や肉の余計な水分を取ったり、
出汁を取ったりするのに使っています。
最後は、掃除に使います。
窓やガラス、鏡の汚れ拭き、
薪ストーブのガラス窓の煤取り。
以前は使い捨てのシートを挟んで
使っていた床拭き用の掃除器具、
晒しを挟んで使い続けています。

最後、
ボロボロになって使えなくなったら、
コンポストへポイっ。
ちなみに、
2年前10m購入した晒は
まだ使い切っておらず残っています。
大事に大事に使って、
最後は土に還せる晒、
わたしにぴったりでした。
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晒のおかげで、
たくさんの使い捨て用品を
手放すことができました。
大事に使うということの意味も
教えてもらった気がします。
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