高校生は数学と英語だけということで
家庭教師をさせてもらっていますが、
大学受験生の生徒さんと今
国語にも取り組んでいます。
自分が高校生だったとき、
国語はかなり苦手でした。
特に古典・漢文。
受験生になって何とかしようと思いましたが、
苦手すぎてどうしたらいいかわからず。
結局、わたしは現役で合格できず
予備校に通いながら、1年浪人生活を送りました。
そのとき、
大の苦手の国語、
特に古典・漢文に力を入れてみました。
すると、
あっという間にメキメキ伸びて、
めちゃくちゃ面白くなりました。
ちゃんと勉強してなかっただけなんですが、
今まで苦労していたのは
一体何だったんだろうというぐらい
簡単に点数が取れるようになりました。
それから25年、
きれいさっぱり忘れました。
どんなふうに取り組んで、
どんなふうに伸びていったのか、
その感覚だけは鮮明に残っていました。
国語に悩む彼の姿が、
あの時のわたしと重なって見えました。
自分の大学受験以来、
古典漢文には全く取り組んでいないこと、
でも劇的に点数を上げた経験があること、
自己流だけれどその方法は覚えていること、
それでも良ければ一緒にやってみる?
なんと彼は、
それでもいいから一緒にやってほしい
ということでした。
きちんと保護者の方にも説明をしましたが、
「はいはい、もう全部お任せしますので
好きなようにやっちゃってください」
ということでした。
やることになってしましました。
やるしかなくなりました。
自分が高校生の頃どうやって勉強したかというと、
とっておいた模試を片っ端から解き直して、
解説に書いてある解き方と
覚えるべきと書いてある重要語句等を
片っ端から叩き込みました。
ほぼ、それだけです。
模試の復習を何回かやり終わった後、
日々の古典の授業で
どう取り組んだらいいのかが見えるようになり、
どんどんおもしろくなってきて
気づいたら点数が伸びていました。
それまで奇跡的に1問まぐれで正解していたのが、
1問間違えることもある?くらいになりました。
我慢して頑張ったのは、
模試を丁寧に見直したことだけです。
わかるようになって面白くなってしまえば、
あとは勝手に点数が伸びていきますから。
彼はまだ点数は伸び始めてはいませんが、
先日の模試のあと嬉しそうに言っていました。
点数は取れなかったけど、
今までと違ったんですよね、
何か見えてきた気がするんですよ。
きっと彼は、
ずーっと深い霧の中にいて
どっちにどう進んだらいいのか
長い間立ち止まっていたんだと思います。
うっすら道があるのが見えてきたんだと思います。
先週、
今の自分が受けたらどんなものかなと
共通テストの過去問を解いてみました。
50点中21点でした。
話の流れは掴めるものの、
文法と重要単語がわからない。
その後の授業で同じ問題に取り上げ、
彼は12点でした。
お互い似たようなもんだなと話すと、
「いやいや、先生結構点数取れてますね」って。
なんか、
急に悔しくなりました。
わたしの実力はこんなもんじゃないと。
本当はあの時のように
もう一度模試を片っ端から解いて
解説を読み込みたいのですが、
今のわたしには模試がありません。
ということで、
短時間で何とかなりそうな
参考書に頼ることにしました。
猛勉強を始めて
まだ5日ほど。
やっぱり面白かった古典・漢文!
彼に宣言しました。
2026年の共通テスト、
古典漢文満点とるわ〜。
彼はニヤリ。
ということで、
何の意味があるかわからない
2026年共通テスト古典漢文満点というゴールに向かって
突っ走ることになったのでした。
きっと彼はついてきてくれるでしょう。
無料メルマガ講座やってまーす!
わたしはあまり
明確な目標に向かって進むのは
得意ではありません。
先が見えないからこそ
進んでみたくなることが多いです。
ゴミを出さない暮らしも、
とにかく目の前に転がっている
気になることに取り組み、
そのうちどこに辿り着くんだろう?
なんて思いながらやっています。