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洋服を買わなくなって5年

いつでもそのまま走り出せるような、
シンプルで動きやすい服が好きです。

自分に合ったお気に入りのものを探して着たい、
そういう気持ちはありますが、
探す過程が非常にめんどくさいです。

特に試着。
アウターはそのまま着れるので何とかOKです。

それ以外は靴を脱いで試着室に入り、
着ている服を脱いで、
そこから試着したい服を着て、
確認したらまた脱いで、
そしてまた自分の服を着る。

それが何着もあって、
散々着たり脱いだりしたにもかかわらず、
合うものがなかったときにはもう心底うんざりです。

そんなわたしとは反対に、
主人は服を探す過程もとても楽しんでいるように思います。

ブランド、素材、どこでどのように作られているか、
靴下や手袋、帽子、靴まで調べ尽くして吟味します。

一緒に街に服を見にいくと、
4時間も5時間も服屋巡りに連れ回され、
あっちのお店こっちのお店、
全部の服を手に取る勢いで片っ端から丁寧に見ていきます。

わたしはさーっと見て、
「お、これいい!」となれば試着もせずに買うほどです。
それで何度も何度も失敗していますが。

そして、信じられないのは、
同じ日にまた同じお店に行くこと。

「え、さっき行ったよね?」
「保留にしてたものがあるんだよね。」
保留???
「いいなって思ったら買えばいいじゃん。」
「いや、もっといいものがあるかもしれないし。」

で、結局買わないことがほとんど。

思うんですよ、
ビビビっときたら迷わず買うはず、
「もっといいものないかな〜」
なんて思わずに。
優柔不断?というわけでもなさそうですが。

ときどき、
「え、そんな服着たことないよね?」
っていう服を当て、
「どう思う?」って聞かれます。

でも主人は聞いてみただけで、
自分の服選びにわたしの助言なんて求めていないことは知っています。

でもでもなぜかわたしを連れ回したがるんですよね、
一人で行ったらいいのに、
毎回疲れて不機嫌になっていくわたしをわざわざ連れて。

それでも主人はずーっと楽しそうで、
何がそんなに楽しいのかなと見ていると、
自分に合う合わないではなく、
へーこんな服もあるんだーと広げてみたり、
この素材は何?とタグをいちいち確認したり、
服を見ることそのものを楽しんでいるようです。

わたしにはわからない世界です。

でもそんな日々の中で大きな発見と出会いがありました。
最初の頃はどのお店に行っても、
主人がメンズコーナーへ、
わたしはレディースコーナーへ、
それじゃあまたあとでね!って分かれていたんですが、
さっさと見終わってしまうわたしは
自然とメンズコーナーへ。

主人と服を見にいくようになるまでは、
メンズコーナーってほとんど回ったことがなかったと思います。

主人と一緒にメンズコーナーを回るようになって、
「わたし、メンズ服好きかも・・・」
って気づきました。

小さな頃からガンガン体を鍛えてきたこともあり、
結構ガッチリしているのですが、
肩幅とか腕の太さとかとにかく合うものがなかったのです。
せっかくの女性らしい曲線を活かした形の服も、
わたしが着ると何でも、
ムキムキの人がパツパツの服を着て筋肉自慢してる・・・
みたいになります。

でもメンズ服は、
サイズが大きめのものたくさんあって、
シンプルで動きやすいものが多く、
濃くてかっこいい色のものが多数。

最終的には、
主人と一緒にメンズコーナーを回るようになり、
ふたり共用として服を買うようになり、
今ではほとんど主人しか服を買わなくなりました。

さすがに下着は共用では無いですが、
靴下もいろんな素材と形のものを持っているので、
靴下屋に行って自分のものを買うより、
主人の靴下から良さげなものを選んで履くほうが
圧倒的にラクなのです。

そんなこんなで、
主人があるとき良さげなスウェットをメルカリで手に入れました。
試しに着てみたらすっかり気に入ってしまい、
そのあと同じ形で色違いのものを2着揃えてもらい、
いつの間にか寒い時期はもうその3着だけを着るようになりました。

この5年間、
ひたすらその3色を回しています。
AURALEE、
形が崩れにくく、
夏用の半袖も持っていて、
とても気に入っています。

質の良いものは、
着る頻度が多くても大事に使うと、
長く長く着続けることができることを知りました。

家庭教師してますが、
連続で同じ家に同じ色で行かないようにだけ、
一応気を付けてみたりはしています。

誰も気にしていないかもですが。
むしろいつも同じの着ていると
ちゃんと認識されているかもしれませんが。

構いません。
家庭教師として、
授業の内容で勝負してますから。

下着は新品に買い替えたり、
手袋や靴下もいいものは新品を買うこともありますが、
わが家ではそれ以外は現金を使って購入することがなくなりました。

いいものは古着でも簡単に高値で売れ、
古着でも買って着たいと思える。

服はいま、
主人がもう着ないかなと思ったものをメルカリで手放し、
メルカリでいいなと思ったものを買い、
メルカリだけで服を売り買いしています。

以前は、
1万円、2万円もするTシャツ、
10万円近いアウター、
新品で購入していました。
主人の話です。

でも今は、
新品だけではそう頻繁にできなかった服の売り買いを
それはそれは楽しんでいます。
毎週のようにメルカリで服が届きますから。

ちなみにわたしは、
メルカリですら服を購入していません。

暑い時期はこれ、
涼しい時期はこれ、
寒い時期はこれと、
決まった9着をこの5年間飽きることなく、
そして手放すことなく着続けています。

今日は何着ようかなと考えることが面倒なわたしには、
お気に入りをだけをひたすら着回す毎日が非常にラクです。

主人は相変わらず出かける前に、
着たり脱いだり着たり脱いだり、
それは楽しそうにファッションショーやってますが。

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